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「待つ」という喜び

初雁 144-2s稔りを喜ぶツバメ

 ガンがやってきた様子を確かめに行った沼で最初に見たのは,群れ飛ぶツバメたちでした。このツバメたちもやがて近いうちに南の方へ飛び立つことでしょう。稔りと幸せを確かめて彼らも安心して帰るのだと思います。
 一方やってくるガンたちはどんどん増えています。そしてガンたちが運んできたのかと思われるような寒さも強く感じられるようになりました。特に朝晩の寒さは10度くらいにも感じます。
 このように,ツバメは去り,冬鳥たちが集まります。
初雁 385s稲刈りの終わった田で落ち穂拾いをするガンたち
 ガンが今年もやってきたという喜びは,しばらく会っていなかった昔の友達に会ったときのような嬉しさに似ています。と言っても,ガンに会っていないのは4月からこの9月までの半年ばかりなのです。それでも来てくれるとうれしいものです。
初雁 330-2s穫り入れを待つ
 四季折々の東北の自然を眺めながら思うことは,東北の人達の「待つ」という姿勢です。
 11月の雪から閉ざされる山。雪解けや春を待つ心。花が咲くのを待つ心。準備を整え,田植えをし,稔りを待つ心。そして,きのこや木の実,山々の稔りを待つ心。
 東北にとって,辛抱強く「待つ」ことこそ,稔りの喜びを約束するものだったのです。そして,驚くべきことには,一日もたがえることなく自然はその約束を果たしてくれているという事実です。それも自然は,その約束を何百年も破ることなく守り続けてくれているのです。すごいことだと思います。
初雁 232-2sオオタカ睥睨す
 これからも一日も約束を違(たが)えることなく,ツバメは去り,また現れ,ガンはシベリアから訪ね来て,春に去り,山は錦と変わり,雪を迎え,雪解けは繰り返されます。そしてヒガンバナも約束通りに咲きました。

 4000kmを旅してきたガンたちを見て,「おかえり。待っていたよ。」と声を掛けられる幸せ。
 このように繰りかえされる自然の営みの偉大さ。
 「待つ」ということの約束された喜び。

 そんなことを考えた一日でした。

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コメント

Re: タイトルなし

> いよいよ、ですね。
> 今年はどの位来てくれるでしょうか。

ガンたちも,もっと県南へ移ることが大切です。kosaiさんのところで「冬みずたんぼ」やりませんか。
>
> 来週になったら栗駒山は紅葉が始まっていますかネ・・・
> そろそろカウントダウン(ノ^^)ノ

そうですね。10月10日までの間でしょう。楽しみですね。

Re: タイトルなし

今日は雨。
沼は静かでした。

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