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人と野生動植物の共生を考えるつどい

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人と野生動植物の共生を考えるつどい
昨日17日登米市平筒沼(びょうどうぬま)で「人と野生動植物の共生を考えるつどい」が開かれ,トキの話を興味深く聞きました。講師は佐渡自然保護官事務所の長田啓氏でした。
蕪栗11.18 003s
 唯一生き残っていたトキ,キンが死んだのは「2003年10月10日 – 国の特別天然記念物で最後の日本産トキ「キン」(雌)が死んでいるのを、10日午前7時20分ごろ新潟県佐渡島の佐渡トキ保護センター(新穂村)で、職員が見つけた。推定年齢36歳で、老衰とみられる。人に例えると100歳ぐらいだった。」
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 わたしは,トキの絶滅という事実を知って,感慨深く「朱鷺の遺言」という本を読みました。いい本でした。最後の朱鷺を守ろうとする人々の生き物に対する気持ちが深く伝わってきました。
朱鷺の遺言朱鷺の遺言
(1998/04)
小林 照幸

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 この本が出版されたのが,1998年だから,出版の5年後に日本産トキ(学名 ニッポニアニッポン)はキン(メス)を最後に絶滅したのです。
 1999年(平成11年)中国から友友と洋洋というトキが贈られて,日本ではヒナとしては36年ぶり,日本の空を38年ぶりに飛んだのだそうです。そして,2012年10月現在日本には数カ所に分けて飼育され,182羽が生きています。
そんな話を長田啓氏から聞きました。

蕪栗11.17 164-2s17日の蕪栗沼。ガンの飛び立ち
 佐渡は貴重な動物,朱鷺を守る道を選びました。すばらしいことだと思いました。自然に棲む生き物と共存できてこその人間の生活です。私たちはそうした道を意識して選ぶ時代に生きています。インクルージョン(ひとつになって)の時代です。
蕪栗11.17 192-2sマッス(かたまり)に挑む
 ここ,伊豆沼・内沼,蕪栗沼は,18万羽のマガン,ハクチョウが越冬する日本最大の越冬地です。渡り鳥の数が人の数より多くなります。この土地がいつまでも生物多様性が保たれる土地であってほしいと思います。
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 そのためにも,鳥たちや生き物を支える農業や農村は存続されなければいけません。田舎を守る政策や活力ある田舎になるための,わたしたちのまもるべき地域の「宝物」とはなんでしょうか。

追記
翌18日(今日)朝,長田氏と板垣氏に強風の蕪栗沼でお会いしました。いつも通りにガンはものすごいマッスになって飛び立ちました。

今朝の写真も載せておきます。
蕪栗11.18 548-2s11/18蕪栗沼


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